2022年3月に読んだ本まとめ
こんにちは! minijumboです。今回は積ん読消化回です。
3月は6冊。「新世界より」って大物を読破したぞ!
光待つ場所へ / 辻村深月 / ★★★★☆
講談社文庫のいろんな過去作からリンクする短編集。
…読む順番間違えたー!
「冷たい校舎の時は止まる」が未読だった。あっち読んでからにすればよかった。
ただこの前読んですごく気に入った「ぼくのメジャースプーン」「名前探しの放課後」に出ていた登場人物のストーリーが楽しめたのは良かったな。
天木・秀人・ふみちゃんの3人、勝手に天才トリオと呼んでいる。笑
K・Nの悲劇 / 高野和明 / ★★★☆☆
子供を堕ろそうとする妊婦さんが何かに取り憑かれてしまう、ミステリー?ホラー?小説。
妊婦さんの旦那と、治療にあたる精神科医の目線でストーリーが進む。
うーん、「憑依」とかいう怪奇現象を臨床心理の観点から解き明かす…ていうのを、小説として書くのがすごいわ。ロジックが目に見えない分、破綻しないよう書くのは普通のミステリーよりも難しいと思われる。
前に「夢のカルテ」を読んだ時も思ったけど、高野和明って臨床心理学の知見が深いのね。
でも高野和明が書く超常現象って、えも言われぬ気持ち悪さがあるんだよね…。それが特長なんだろうけど。序盤とか中盤は若干我慢して読んでた。
水族館ガール 7 / 木宮条太郎 / ★★★★☆
去年から読んでるシリーズ。
近所の図書館、1-6巻は複数冊置いてるのに7-8巻はなぜか1冊ずつしかなく、長いこと予約街をしていた。
前回6巻はイルカの出産の話だった。今回は出産後の赤ちゃんの成長と、母イルカが体調不良になっちゃう話。今回もシリアスながら面白く読み進められた。
イルカの台詞(人間が勝手にアテレコしてるだけだけど)の描写が前より増えた? イルカとトレーナーの信頼度が上がってることの表現なのかな。
あとは、人間同士の掛け合い(というか会話)のシーンで、意図的に「」内の文字数を揃えて遊んでる箇所が多数。
「面白そうなゲームですね」「面白いです」
「部屋の片付けしましたか」「してません」
みたいな。
見た目も綺麗だし、読むリズムが整っていいね。作者さんは地味に苦労されたことだろう…笑
新世界より 上-中-下 / 貴志祐介 / ★★★★☆
今月のメインディッシュ。
以前「鹿の王」をオススメしてくれた友達から、またオススメしてもらったので読んでみた。
…ファンタジー系だと思ってたけど結構グロテスクなのな。笑
物語の序盤は、呪力?バケネズミ??不浄猫??? どういう方向に話が進むのか全然想像つかなかった。
最終的にはバケネズミとの闘いの話なのね…しかもバケネズミの正体って…。
あとは、設定は複雑だったけど覚えやすかった。読み進めるときに「これって何だっけ」がほとんどなかったんだよな。地味にすごい。
そういえばこの本、会社の昼休みに読んでたところ歳の離れた先輩に話しかけられ、「あーこの本俺も読んだよ。アニメも見た」と話が弾んだ。
そんな有名な本だったとは。共通の話題になってよかった。やっぱいろんな本読んでみるもんだね。
はいー以上!
4月も6冊が目標です。
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