レンタカーバイトの思い出話をする


こんにちは! minijumboです。


しんどい一週間が終わりました。新年早々仕事に行かなきゃならんとか、許せねぇよなぁ!? 

というわけで今日は気分転換にちょっと面白い話でも書ければなと。

大学時代にしてたレンタカーバイトのことを思い出しながら、元従業員だから提供できるお役立ち情報と勤務エピソードをお届けします。

大学時代は、レンタカーを貸すことも借りることも多かった。
(画像は、自分のバイト先以外でレンタカーを借りてドライブに行った時のもの)


▼予約方法について

レンタカーは、電話、ネット、代理店など色んな方法で予約できる。

僕がバイトしていた4年前の情報でいうと、一番安い予約方法は、たびらいやじゃらんなどの予約サイトだった。

一般料金は論外として、各レンタカー会社の会員サイトや、ベネフィット等の福利厚生よりも、普通の予約サイトのほうが安かった。実際に色んなプランを精算してた側の情報だから間違いない。4年前だけど。


というのも、基本料金だけみるとどの予約方法でもどっこいどっこいだけど、予約サイトだと「免責補償込」となっていて、それで1,000円/日くらい安くなるのだ。

手間を惜しまないなら、各予約サイトで予約確定手前の画面まで進めて、総額を比較して一番安いところで予約するといい。そこまでするのが面倒なら、普段ポイントを貯めている系列の予約サイトを使えば、損はしないと思う。



▼「クラスアップ」について

クルマを借りるとき、たまに「貸出する予定だったクルマにトラブルがあったので、1ランク大きなクルマにアップグレードしても良いでしょうか?」と聞かれることがあると思う。こういうのを「クラスアップ」とか「代用」という。

繁忙期は毎日のように代用が発生していた。しかも、軽が足りない時にはコンパクトを代用して、そうするとコンパクトが足りなくなるのでミニバンを代用して…と代用の連鎖が始まり大変なことになっていた。そもそも総数が足りなくなる場合もごく稀にあり、その時は最終奥義「他社から借りる」を繰り出して乗り切っていた。(在庫車に対する予約率が102%ってどういうこと?)


借りる側からしたら同じ値段で良いクルマが借りられるのでラッキーと思うかもしれないけど、高速のETC料金や燃費悪化で損をする場合もあると思う。そういう場合はゴネてみると値引きしてもらえる可能性がある。

また大きなクルマの運転に自信がなければきっぱり断ったほうがいい。事故られるのは店にとってもマイナスでしかないから、本来予約していたクルマに戻してくれるなどの対応をしてくれるはず。(それは実はクルマが余っていたということではなく、違うお客さんが代用の対象になるということ)



▼勤務エピソード①

・お得意様から「存在しない車種」の予約をとっていた

レンタカー屋は法人向けにも車両を貸し出している。というか平日はほぼ法人からの予約で埋まっている。当然、長年取引をしているお得意様もいらっしゃった。

お得意様に対しては、会社への送迎サービスや特別料金もある。そんな中、裏メニュー的な特別な予約で「ブルー、禁、四駆」というのがあった。

ブルーはブルーバードシルフィの略。今はシルフィという名前だけど、長いお付き合いのお客様なのでお互いブルーで通じる。禁は禁煙車。四駆は文字通り4WD。

問題は、最終型のシルフィには4WDの設定がなかったこと。生産されていないクルマはレンタルとしても出せない。

なので「ブルー、禁、四駆」の予約に対しては、絶対に旧型ティアナの禁煙4WDが代用となっていた。

もちろん旧型シルフィの在庫がなくなった時点で一般向けの貸出車種一覧からは消えたけど、お得意様に対しては実質値上げになってしまうので、なかなか強く出られなかったのだ。



▼事故隠蔽はバレる

たまに「レンタカーをぶつけたけどそのまま返却した」という話を聞くけど、実際のところはまぁ、バレると思ったほうがいい。

確かに、誰しもレンタカーを借りた時は、返却の時の車両チェックが想像より雑だなぁ、と感じると思う。でも見るべきポイントは決まってるので全部細かくは見ないし、ついでに従業員が見てるのはクルマだけではない。ぶつけた人は態度が不審なので分かる。

更にレンタカーの事故の場合、(相手なしの自損でも)警察への届け出が必要になる。警察へ届けせずに返却しようとしてバレた場合、「現地に戻って警察に現場検証してもらえ」もしくは最悪「保険適用できない」になる。どう考えてもハイリスクなので、事故ったら素直にその場で警察を呼ぶほうがいい。


逆に、「ぶつけてないのに傷つけたと言われて高額請求された」みたいな話も聞くけど、少なくとも自分が働いていた界隈では実例を聞いたことはない。そもそも傷を見れば新しいか古いかは大体分かる。店としてはズルがバレたら終わりだから、そんなことはできないと思う。大手じゃない格安系や個人系は知らない。

ちなみに、借りる側として気をつけるのであれば、出発前の傷チェックで前後左右のバンパーの下を見ておくといい。よっぽどの新車でなければ、飛び石や段差などで下廻りには傷がついている。(従業員含め)見逃しやすい部分なので注意しておいて損はない。また、この客は分かってるなというアピールにもなる。

もうひとつちなみに、従業員の「細かいキズは見ていない」という言葉は本当なので、あまり神経質になる必要はない! 自分のバイト先では、コンパウンドで消えるものはセーフとしていた。


▼勤務エピソード②

・ゴールドは格好いい

レンタカーの接客では、お客様から2種類のカードを預かることになる。免許証と、クレジットカード。

クレジットは種類色々だったけど、若い人は大体楽天カードだった。ほかに意外と多かったのは、ショッピングモール発行のやつ。身なりのいい3,40代の人でサラッとゴールドカードを出す人が、多くはないけどたまにおり、ちょっと格好いいなぁと思っていた。

あと個人的にはアメックスにも憧れていた。ブラックカードは見たことがない。


でもクレジットよりも、免許証がゴールドだとやっぱり格好いいよね。

免許証のゴールド率は5割と言われているけど、僕が接客で見た割合でいうと、グリーン2、ブルー6、ゴールド2くらい。大学に近い店舗だったからグリーン率が高かったのかも。でもビジネスマンでもゴールドの人は存外少なかった。やっぱり仕事などで普段から運転する機会が多い人は、どこかしらでブルーに落ちてしまうのだろう。だからゴールドは格好いい!

僕は免許取った時から「取得後5年でゴールド」を目標にして、無事達成することができた。実は自損事故は1回起こしているんだけど…。今後もマイカーライフを楽しみながらゴールドを維持していきたい所存。安全運転するぞ!


▼勤務エピソード③

・ゴミ?を勝手に捨てて怒られる

僕が見た中で一番理不尽だったクレームの話。ちなみに一部始終を見てたわけではない。

レンタカーを返しに来たお客さん。手続き終了後、カウンターに飲みかけの水のペットボトルを置いたままお手洗いに行ってしまった。

その後、店舗の前が無人になったタイミングで、手続きをしたのとは別の従業員がたまたまカウンターに来て、そのペットボトルをゴミと思って処分してしまった。

後から戻ってきたお客さん。「ここにあったペットボトルは?」

従業員「?処分しましたが…」

お客さん「あれ、わざわざ道東の山まで行って汲んできた湧水だったのに……(男泣き)」

従業員「!?!?!?」


分かるか!!!

そんな大事な水ならカウンターに置き去りにするな!


予想もしない展開に従業員は呆然。お客さんは泣きながら「本社から詫び状を出せ」と怒り出し収拾がつかず。最終的には店長も出ていって謝り倒してお引取りいただいた。

ペットボトルを捨ててしまった従業員は、普段からミスの多いバイトだったんだけど、この時ばかりは従業員全員で「お前は何も悪くない」と励ましていた…。



は~い。以上になります。楽しんでいただけたでしょうか?

好評なようならそのうち第二弾をやるかもわからんです。

ではまたっ!

 

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