2021年1月に読んだ本まとめ


こんにちは! minijumboです。 


今回から月イチで進めたい、積ん読消化シリーズ。

星は自分の満足度。


・ストロベリーナイト / 誉田哲也 / ★★★★☆

小説。友達におすすめされて読んだ。

初版は2006年なので結構古い本だけど、ブックオフで面陳列?されてたので人気なんだと思う。自分は誉田哲也さん自体今回始めて知った。

内容は警察モノで、複数の刑事が時には協力、時には手柄のため相手を妨害しながら捜査を進めていくっていう話。テンポが良いから、自分で展開を推理しながらゆっくり読むのではなく、続きは続きは?とどんどんページを読み進める感じになった。

キャラクターは個性が立っていて分かりやすかった。ただ、メインとして目立つ刑事が2人いるんだけど、どっちも性格キツくて自分は感情移入しきれなかった。

序列によるプライド意識とか、正義ゆえのダーティな行動とか、格好いいんだけど強烈すぎると直視できないんだよな…。警察のイメージにはぴったりで良いとは思った(本職の方には失礼かもだけど)。


・911代理店 / 渡辺裕之 / ★★★☆☆

これも小説。初版が2020年9月なので相当新しい。本屋で売っていて目立ってたので買った。

内容は、元警察の主人公が訳アリの同僚と一緒に訳アリな人助けをする、みたいな話。

タイトルから勝手に連作短編みたいなのを想像してたんだけど、実際は普通の小説だった。

登場人物の動作がイメージしやすくて、読んでいて楽しかった。書き方がうまいのかな。でも推理モノとしては…。謎を追っていくとさらに謎が、みたいにどんどん場面が進行していくんだけど、もともと何のための調査だっけ?みたいな立ち戻りが少なくて、展開が分かりづらかった。(続きが気になる感じとはちょっと違った)

あと「悪徳警官」の悪徳の所以が結局よく分からず。別小説との繋がりがある? 渡辺裕之さんの本を読むのはこれが初めてだったんだけど、もうちょっと前のヤツから読んだほうが良かったのかもしれない。


・本当にわかる心理学 / 植木理恵 / ★★★★★

心理学の入門書。これは読み始めたのは去年だったけど、ちまちま読んでたら結構時間かかって、年始にやっと読み終えた。

自分は大学で教育臨床心理学ゼミにいたんだけど、その頃は真面目に勉強してなかったから、学び直しのためにこの本を買ってみた。ちょうど仕事で、自分のメンタルコントロールや後輩との接し方に悩むことがあり…。何かヒントになればと思ったのもある。

読んだ感想としては、自分の欲しかった内容ドンピシャ! 入門書としてとても分かりやすい。なんなら大学2年の時に読みたかった。

○○心理学の枠にとらわれずに、「実験」「観察」「理論」といった観点別に章立てがされていて、とっつきやすい。事例も平易でイメージしやすい。

ただこの本はあくまで心理学の入門書で、お悩み相談本や動機づけの本ではないので、本の内容を実生活に活かすには読む側の努力が必要。当たり前だけど。何周か読んで咀嚼しながら、自分の悩みと照らし合わせて、思考や行動を変えてみる……本気でやるならこんな感じになりそうだ。

専門家にならないのであれば、心理学のインプットはこれ一冊で十分なんじゃないかという気がしてくる。情報量も多いし纏まりも良い。買ってよかったと思える本だった。

一応補足(蛇足)で、大学時代は勉強はそこそこと書いたけど無駄にしたと思ってるわけではない。ゼミ生や先生とたのしく飲んで語り合って、自分の中の価値観が良い方に変わったと思う。臨床的・実践的な学び(ケースを持つという意味ではなく)も講義の内外でたくさん得られた。

今回本を読んでみて、内容がスッと体に入ってきた=腑に落ちて理解できたのは、大学時代の経験の「跡」みたいなのが自分の中に残ってたからだと思うし、それが分かってちょっと嬉しかった。


はーいというわけで、1月に読んだ本でした。

2月は2冊が目標。がんばるぞ!


※現在の積ん読:11冊

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