2021年7月に読んだ本まとめ②


こんにちは! minijumboです。 


7月の積ん読消化シリーズはまさかの2本立て。①はこちらです。

えー後半は8冊読んだ。短編もあるとはいえ、1ヶ月で14冊は大記録。ちなみに来月からはテレワークが増えそうなので、多分またペースダウンすると思う。

まぁとりあえず感想にいきましょ。


・緊急重役会 / 城山三郎 / ★★★★☆

昭和時代、出世の欲に心を支配された男たちを取り上げた短編集。自身が不在の時に重役ポストから追い出されてから、それまで堅実だったのに出世心に火がつく専務。鼻につく新参役員をぎゃふんと言わせるため、自分の会社を別の会社に売り飛ばす社長。などなど真っ直ぐだけどどこかおかしなおじさんがいっぱい。

価値観の古い人たちの話だなぁ、結局みんな上手くいってないし…。と思って読んでたのだが、解説を読むと(今の時代においては)その解釈は間違ってなかったようだ。解説には主人公らのことを「格好の反面教師」とまで書かれていた。すべて昭和時代に書かれた話ながら、今からいうと時代錯誤的な部分に作者も気がついてこの本を書いていたのだと思う。



・シューカツ! / 石田衣良 / ★★★☆☆

有名大学の女子学生が、仲間とともにマスコミ業界の就活に挑む話。ESやグループディスカッション、○次面接の話など、就活のイベントがてんこもり。それぞれが主人公目線でしっかり描かれていたのは読み応えがあったけど、反対に主人公以外の仲間の就活はあまり踏み込んで書かれず、しっかりキャラ設定されてた割に最後は結果だけ発表!みたいになってたのが惜しかった。

ちなみに何故か主人公の就職先は「ご想像にお任せ」になってるんだけど、僕は出版社だと思うな。

んー。就活みたいに押し寄せるイベントの中を慌ただしく駆け抜けるような話は、石田衣良の得意分野じゃない気がするな。「4TEEN」とか「爽年」みたいに、ひとつのイベントを取り上げて、登場人物ひとりにスポットを当てて…みたいな話の方が読みたいと思った。

んで↑の文を書きながら「爽年」についてググって知ったけど、あれは「娼年」「逝年」ていう作品とセットだったんだね。最後の「爽年」しか読んでないんだが…。だから読んでて途中分からないストーリーがあったのか。今度「娼年」を借りてこよう。



・オーデュボンの祈り / 伊坂幸太郎 / ★★★★☆

友人に教えてもらって読んでみた。人の言葉を喋って未来予知ができるカカシがいて、だけどそのカカシはある夜に殺されてしまう。未来予知ができるのになぜ死んだのか? カカシが死ぬ前に残した言葉は未来にどんな影響を及ぼすのか?

こういう設定ってめっちゃ面白いよね。でも僕はこういう話に触れるのは初めてじゃなかった。ライトノベル原作のアニメで「サクラダリセット」ていうのがあって、あれも未来予知ができる少女が死ぬ話なのよね。アニメしか見てないけどめっっっちゃよかった。謎解き部分については、あっちの方がよりロジカルで面白かったな。

むしろこっちの本で僕が一番感動したのは「この島に足りないのは××だ」のほう。最後まで気づかなかったし、タネ明かしの瞬間には、それまで完全に忘れていたのに頭の中でそれが浮かんできたよ。ファンファーレが鳴り響くかのようだった。このシーンだけでも読んでよかったと思ったな。

伊坂幸太郎の本はたぶん初めて読んだ。図書館でもう一冊借りてきてるので、それは8月に。

 


・運転者 / 喜多川泰 / ★★★☆☆

Kindle Unlimitedで無料だったから読んでみた。なんか車が出てくる小説かと思ったら啓蒙系の本だった。人生詰みかけのサラリーマンが不思議なタクシー運転手に導かれて、新たな目標を見つける話。だいたいはタクシー運転手のお説法だった。

まぁ色々書いてあったけど、「不機嫌な顔してる人のところにいい話は来ない」ってのはまぁ気をつけようと思ったな。僕基本的に一人でいる時は真顔かしかめっ面だからね。他人の目があるところでも隙だらけなので良くない。デフォルト笑顔の方が自分の心持ちも明るくなる気がする。

しかし、この本はお説法が長いな…。お経でももうちょっとコンパクトだぞ。雄弁は銀、沈黙は金。過ぎたるは猶及ばざるが如し。



・きみが来た場所 / 喜多川泰 / ★★★☆☆

Kindle Unlimitedで無料だったから適当に開いたら同じ人の本だった。今度は、主人公が不思議なアメちゃんを舐めて、自分の父や母の過去を追体験する夢を見る、という話。平たく纏めると「自分を生み育ててくれた親と先祖に感謝しよう、自らの使命を自覚して社会に貢献しよう、子供に対してもその姿勢を伝えよう」みたいな感じだと思う。

夢の中で出てくる戦時中・戦後の話には臨場感があって感情移入もしやすく、小説としてけっこう楽しめた。

しかしクライマックスは畳み掛けるようなお説法である。この方の文章は良くも悪くも日本語が読みやすく、また展開にも奇抜なひねりがないので、こんなに文字が多くなくても言いたいことはなんとなく分かるのである。雄弁は銀。



・やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。14.5 / 渡航 / ★★★★☆

これは説明不要、有名なラノベですね。記事では今まで取り上げたことなかったかな。
いきなり14.5巻だけ買ってどうするんだって? 普通に全巻持ってるけど…。

本文の言葉を借りるならば、「いろはす、最高なんだよなぁ…。」現実にいたら絶対嫌なタイプなのに…。2次元しか勝たんってはっきりわかんだね。

もう伝わったと思うけど、俺がいるはこのクセになる語り口調が好き。14.5巻は分量少なくて読み足りないから星4つ。けど過去作読み返すには話が重いんだよね。



義妹生活3 / 三河ごーすと / ★★★★★

5月に感想を書いたラノベの続編が発売されたので買った。え、2巻はどうしたのって? 1巻と同じ日に読んだよ。…それが何か?

今回はね、義妹とプールに行く話だよ! 主にはそれだけ。そのかわり日常で考えてることの描写がいちいち細かいの。この雰囲気にも慣れてきたな。

あとやっぱ義妹が可愛い。挿絵もだけど性格がかわいい。はじめは兄さんなんて呼ばないって言ってたくせに、好きになっちゃったのバレるよりは兄さん呼びの方がマシってどんな理屈? 良すぎるな。うーん、良い。

なんかあっという間に読めたから物足りなかったや。2時間くらい。次巻はよ!



・ナベちゃんのヨメ / 辻村深月 / ★★★★☆

クッソ…。個人的に刺さった。短編の時の辻村深月ってなんか性格悪くないですか? 刺さりすぎて内容が書けん。
ナベちゃん予備軍にこんなもん読ませるな。本当に勘弁してください。



はい。というわけで7月の積ん読消化でした。

ちなみに図書館で本を借りまくって読んでいるので積ん読は減っていないです。


※現在の積ん読:11冊

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