2022年7月に読んだ本まとめ
こんにちは! minijumboです。
昨日6月分の積読消化記事を投稿したばかりだけど、今度は7月分です。
(読んだ月に感想を投稿できたのは結構レアなのでは…!?)
7月に読んだ本は8冊、今年の通算は52冊になりました。
そんじゃ早速、感想いきます。今回も箇条書き。
金木犀とメテオラ / 安壇美緒 / ★★★★★
・北海道の女子校を舞台にした青春劇
・主人公は2人
・恵まれた環境で育ち能力がありながらも、挫折を繰り返し無力感に蝕まれていく女の子
・複雑な家庭環境で孤独感を抱えながら、そこから抜け出そうと孤軍奮闘する女の子
・高校生ならではの狭い視野で、漠然とした希望に縋る姿…過去の自分に当てはまって共感しちゃった
青い春を数えて / 武田綾乃 / ★★★★★
・どこにでもある特別な青春を切り取った5編の短編集
・200ページ強しかなくてすぐ読める、そして満足度は高かった
・1,3,5の話がお気に入り
・自分らしさや自分の価値ってどうやって決まるんだろう。26歳の僕にも分からない
陽だまりの彼女 / 越谷オサム / ★★★☆☆
・ちょっと不思議な女の人…と主人公が恋人としてイチャイチャする話(笑)
・とある時点から前の記憶がない、3階から落ちても死なない、寿命が短いことを匂わせる発言がある…謎が多くてちょっと混乱
・伏線は少しずつ回収されていくんだけど、話の方向性が全然予想できない
・最後のオチは…まぁ自分では思いつかなかったしクスッとなったから良かったかなw
テロリストにも愛を / 榎本憲男 / ★★★★☆
・超能力?JK&若手刑事のサスペンス
・イスラム系組織に日本の総理が狙われる
・若手刑事のロジカルな推理が面白かった
・表紙裏表紙には何も書いてなかったけど連作の2作目だった(書いといてよ!)
自転車とろろん銭湯記 / 疋田智 / ★★★★★
・筆者が東京都内の銭湯を訪ねた際のエピソードを綴ったエッセイ
・銭湯で出会った人との会話などが日記的に書かれてて面白かった
・銭湯ってどんどん減っている。ピークの1968年が1万8000軒、2022年は2000軒
・本には書いてなかったけど、スーパー銭湯は2万軒あるらしい。大きなお風呂の需要はある
小説ヘッジファンド / 幸田真音 / ★★★★★
・とある投資信託機関を舞台にした物語
・相場を先読みする、さらには自身が相場を引っ張る駆け引きの奥深さ
・投資の面白いところだけ疑似体験したようだった
・投資への興味が強くなった。著者からしたら、しめしめって感じ?
失敗の本質―日本軍の組織論的研究 / 野中郁次郎、 戸部良一、 村井友秀、 杉之尾宜生、 寺本義也 / ★★★★☆
・第二次世界大戦において、日本軍という組織がどのような意思決定プロセスを経て敗戦に至ったかを分析する。以下、自分用要約
・作戦の目的が、不明確だったり伝達が不十分だったりで、現地に理解されなかったこと
・指揮者への忖度により、失敗する可能性が高い作戦の中止命令が遅れたこと
・戦略策定が帰納的であり、過去の成功例に固執するのに失敗例から学ばなかったこと
・自分の仕事ぶりを思い返しても、結構反省する点が多い…
デトロイト美術館の奇跡 / 原田マハ / ★★★★☆
・実話をもとにした小説
・デトロイト市の財政破綻により、美術館にある作品を売却することで不足財源を補填する議論がなされてしまう
・最終的には多額の寄付がなされることで作品は売却を免れる
・展示されているひとつの絵画に特別な思い入れのある2人(市民の老人と絵画コレクター)に焦点をあて、どのように絵画が守られるに至ったかが描かれる
・主役2人の絵に対する思い入れが伝わってきて温かい気持ちになった
以上、7月の積ん読消化記事でした。
今月は満足度の高い本をたくさん読めた。★5のやつは特におすすめです。
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