2023年2月に読んだ本まとめ
遅れを挽回できずにいる積ん読消化記事です。
積まれているのはもはや本ではなく感想である。
2023年、2月までに読んだ本は合計10冊。それじゃ感想いってみよ。
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鍵のない夢を見る / 辻村深月 / ★★★☆☆
・手にした経緯
先月読んだ「東京會舘とわたし」繋がり。
辻村深月が東京會舘にて直木賞を受賞した、その時の本がこれ。
・どんな本?
異常だけど近くに存在しそうなモヤモヤを描いた短編集。
盗み癖のある母親、夢を語るが努力しない彼氏、意中の人の気を引くために放火をする消防団員…。
・ちょこっと感想
直木賞ってこういうモヤモヤ系が好きなのか?
黒辻村好きの僕もこれには苦笑い。辻村深月、もっとあたたかい作品がいっぱいあるのにな。
青空と逃げる / 辻村深月 / ★★★★★
・手にした経緯
これも先月読んだ本繋がり。登場人物が「傲慢と善良」に出てくるらしい。
・どんな本?
俳優をしている父が交通事故に遭った。車には別の女性が乗っていて、スキャンダル記事になってしまう。
父は失踪、母と息子のもとには問い合わせが殺到。2人は逃げながら全国を旅する。
・ちょこっと感想
家族の絆がテーマの本だった。お互いを思い合う母と子が本当に素敵。
お父さんがの潔白は最後まで疑わしかったんだけど、良い終わり方でよかった。
逢魔が時に会いましょう / 荻原浩 / ★★★★★
・手にした経緯
図書館でたまたま手に取った本。
・どんな本?
女子大生と民俗学者のコンビが、妖怪を探して旅に出る。
座敷童子、河童、天狗、その正体は果たして…。
・ちょこっと感想
妖怪に対する尤もな考察がありつつも、ストーリー的には「いる」ことになってるのが面白い。
終始コミカルで楽しく読めた。
ずうのめ人形 / 澤村伊智 / ★★★★☆
・手にした経緯
友達のおすすめ。
・どんな本?
読んでびっくりホラー。「ずうのめ人形」の噂を知ってしまった者は、数日中に殺されてしまう。
・ちょこっと感想
怖かったけど、展開がオーソドックスで読みやすかった。テンポもよかった。
編集長がいいキャラしてる。
訴えてやる!大賞:本当にあった仰天裁判73 / ランディ・カッシンガム / ★★★★☆
・手にした経緯
図書館で目についたから借りてきた。
・どんな本?
アメリカで実際に行われた、アホくさい裁判の事例集。
失笑して終わりではなく、こんなアホくさい裁判が市民から集めた税金で実施されてるけど良いの?
こんな裁判を焚き付けて弁護費用を取る弁護士をほっといて良いの?というのが筆者の主張。
・ちょこっと感想
制度を上手に利用すること自体は悪くないのだよ。そこに良心があれば…。
こんな訴訟を起こす人とは友達になりたくないね。
水族館ガール9 / 木宮条太郎 / ★★★★☆
・手にした経緯
1巻から読んでる。これが最終巻!
・どんな本?
水族館が建つ公園で、いろいろあって再開発のプラン公募が行われることになった。
主人公たち若手チームが、今のままの水族館存続のためのプレゼンに挑む。
・ちょこっと感想
若いうちからこんな仕事任されたら胃の底が抜けちゃうよ。。
最後まで続きが気になる良い小説だった。
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以上!
3月分の記事も近いうちに出ます。
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