2021年3月に読んだ本まとめ

  

こんにちは! minijumboです。

今回は積ん読消化シリーズ第三段。

というか読書以外の記事を投稿してないな…。最近忙しいんだよね…。



今月は1冊だけ。読む予定だった本は読みきれず、でも実績がないのは悲しいのでかわりに小説を1冊消化した。

ついでに2冊買ったので積ん読は増えた。はい。


そんじゃいってみましょ。星は自分の満足度。


・また、同じ夢を見ていた / 住野よる / ★★★★☆

この本は結構有名だよね。僕もタイトルは前から知ってた。 住野よるさんといえばいちばん有名なのは『君の膵臓をたべたい』だけど、あれは母が以前読んだらしくその時の感想が「イマイチ」だったので、僕は読んでいなかった。

でも住野よるって名前よく聞くし、1冊も読まずに食わず嫌いするのもなー。という時にこの本をブックオフで見かけたので読んでみた。


感想だけど、まずガワの話からいくと、想像の5倍くらい読みやすかった。語り手が子供だからっていうのもあるのかな? 難解な描写が少なくてスラスラ読める。うっかりすると流し読みしちゃう。

タイトルが「また、同じ夢を見ていた」「君の膵臓を食べたい」みたいに含みのある言葉だから、本文もいちいち考えながら読むタイプかと思ってたんだけど、そこは全然違ったな。


んで内容の方は、すっきり系のフリしてけっこう重いのな。だってテーマが直球で「幸せとは」だもんな。

本編では登場人物たちがそれぞれ「幸せとは」という問いに対して答えを出すシーンがある。字面だけ抜き出しても多分伝わらないから、未読の人はぜひこの本を読んでほしいところなんだけど、


「自分がここにいていいって、認めてもらえること」

「誰かのことを真剣に考えられるということ」

「行動や言葉を、自分の意志で選べること」


どれもシンプルで綺麗な言葉だ。すっと腑に落ちる感覚がある。

人によって、また同じ人でも時間によって、幸せは変わるね。


うーん。これ1つ目なんかは「承認欲求」そのものだな。ここでマズローの欲求五段階説というワードが頭を通りかかる…けど、今回はそういう分析をしたいわけじゃないのでそのまま素通りいただく。


しかし、こうやって幸せを言葉で表すのってけっこう難しいな。

今の僕の幸せは何だろうなぁ……。「寝る時に、明日も頑張ろうって思えること」かな。具体的にみえてけっこう抽象的。

自分のためじゃなく誰かのために頑張れるなら、もっと幸せだと思う。


さっきも書いたけど、幸せを言葉で表すのって難しいと思うし、その時々によって答えが変わる。時にはまったく言葉が浮かばなくて、幸せの形のイメージができなくなるようなこともある。

そんな時にこの本を読めば、どうやって幸せの形を見つけるのかを思い出せる気がする。

ストーリー的には何回も読み返したくなる類ではないんだけど、手元に置いておきたい一冊だった。


いや、有名なだけあって侮れんなー。住野よるさん、もう一冊ぐらい読んでみようかな。(※もう買ってます)


ということで、3月の積ん読消化でした!

4月こそは読みかけの本を倒すぞ…。


そういえば、この連載記事を過去から読んでくれてる人がいれば、こいつ毎回全然違う本読むなーと思ってるんじゃないでしょうか? そうです、雑食系です。今後も色々読んでいきたいと思います。ちなみに一番好きな作家は朝井リョウです。


※現在の積ん読:10冊

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